こんばんはブロガー界のMr.都市伝説。都市伝説JAPANです。今日はドライブにまつわる都市伝説を2つ紹介します。
霧の中
それは、私の母がまだ学生時代のころの話です。当時仲の良かった友人がいて、暇があれば山へドライブへ行っていたそうです。その日は快晴「今日もドライブ行こっか!」と2人で車に乗り込み1時間ほど車を走らせたところにある山へ行きました。そらは雲ひとつありません。
やがて、標高の高い峠道へ入ると、さっきまで晴天だったにもかかわらず霧が立ち込めてきました。しかし、あまり気にせずに進んでいきました。カーラジオからは当時、人気だったラジオパーソナリティの人気コーナーへ入るところでした。1枚のはがきを選んでその人の名前と住所を読み上げます「◯◯県XXX市のAさん!おたよりありがとうございます」その直後、ラジオが途絶えます。外はかなり濃い濃霧に覆われていて10メートル先が見えるか見えないかというくらいになったそうです。
さすがに驚いた2人はライトをつけて徐行運転で進みました。「なんか怖いね〜」と言いながらも2人で励まし合って進みました。不思議なことに対向車は1台もきませんでした。1時間ほど車を走らせたあとでしょうか。坂を登って下り坂へ入るといきなり霧が晴れて対向車が来ました。その時、友達が「きゃっ!」と声を上げました。「どうしたの?」母が聞くと、「ラジオ」。と言います。
ラジオからは1時間前に話したパーソナリティが「◯◯県XXX市のAさん!おたよりありがとうございます」とさっきと全く同じくだりを繰り返していたのです。車のダッシュボードの時計を見ると時間は1分も経過していませんでした。しかし、それはさすがにおかしすぎます。母たち2人には1時間ほどはげましあい、濃霧の中を進んだ記憶がしっかりあったのです。母たちは異次元に迷い込んでしまったのでしょうか?
サンルーフ
車好きの男子学生の話です。車とドライブが好きな2人がいてよくドライブへ行っていました。その日はドライブの途中で土砂降りの大雨になりました。すると後方を走っていた友人の車がいきなりパッシングをしはじめました。時々ふざけてパッシングをすることがあったので、てっきりその日もふざけているのかと思ったそうです。しかし、パッシングはだんだんエスカレートしていき、やがてクラクションまで鳴らし始めました。
雨なのにパッシングやクラクションでふざけるなんて危ないな!怒った彼は車を路肩に停めて文句を言いに後方の友達の車の方に歩いて行きました。友達も車を路肩にとめます。「ふざけすぎだろ!雨なのに事故ったら・・」、怒る彼とは逆に友達は顔面蒼白です。驚いて彼が理由を尋ねると。
「だって、お前の車、ずーーっと着物を着た女の人が正座で車の上に座っててサンルーフをあけて中に入っていったんだ」
そんなことあるはずない。と自分の車に戻った彼が見たのはこじ開けられたサンルーフと土砂降りの雨でビショビショの車内でした。彼らはどこかで変なものにつきまとわれてしまったのでしょうか。