
「どじょうの地獄鍋」という都市伝説の料理を知っていますか?
湯豆腐のような料理で熱い鍋の中の豆腐にどじょうが入っているのですが、この料理の作り方が仰天モノだという都市伝説です。
まずは豆腐と生きたどじょうを準備します。どじょうと豆腐は一緒の鍋にいれます。
そして、鍋に火をかけ数十分。鍋のフタを取るとそこには豆腐しかありません。どじょうの姿は見当たらず、豆腐には穴が空いています。
豆腐を切ると中にはどじょうが詰まっています。
火にかけられた鍋の中で熱さに耐えかねたどじょうが豆腐の中に潜り込んでいき、一緒に煮え立ったのです。
この料理は残酷な調理方法から「どじょうの地獄鍋」とも呼ばれています。どじょうにとっては地獄ですが非常に栄養価が高いので
ある地域では好んで食べられると言われています。
しかし、なぜこのような料理ができたのでしょうか? どじょうと豆腐を別々に調理するのではダメなのでしょうか?
実は大昔、中国でこの料理は生まれました。当時、僧侶は肉を食べてはいけないという戒律があり、もちろん魚肉を食べることも
禁止されていました。その厳しい戒律に耐えかねた僧侶の人たちが見た目では豆腐にしか見えないどじょう豆腐を考案したんだそうです。
僧侶であれども背に腹は変えられなかったんでしょうか。なんとも本末転倒な都市伝説でした。