
やりすぎ都市伝説で紹介された外来種にまつわる都市伝説。
近年外来種が繁殖していることが問題になっています。ペットで飼われ始めたアリゲーターガーが名古屋城のお堀に生息していたり、みつばちの外来種が花を食いちぎったりしています。
「カミツキガメ」というカメをご存知でしょうか?お祭りの亀すくいなどでアメリカから輸入されてきた外来種のかめです。
このかめ。赤ちゃんの時には小さくてかわいいのですが、おとなになると大きさが50センチを超えて、重さは30キロを超えます。
小さいこどもくらいの大きさになるんですね。
さらに怖いことにこのカミツキガメ、日本の環境に適応できます。沖縄から北海道にいたるまでのエリアすっぽりとカミツキガメのすみかになりうるんです。
とても生命力の強い生物なのです。
それだけではありません。カミツキガメは雑食です。なんでも食べられます。さらに天敵はいません。原産国のアメリカではワニがカミツキガメを食べることで爆発的なカミツキガメの増殖を防いでいます。
雑食で環境にも適応できるカミツキガメは寿命が終わるまで数を増やしながら日本の食べ物を食べ尽します。
まずは水辺の魚や水草を食べ。両生類なので水の中に食べるものがなくなれば陸上に上がって農作物を荒らすでしょう。
最終的には日本の漁業、農業に大打撃を与えて、私たちはカミツキガメを食べるしかなくなります。
もしかしたらランチメニューでカミツキガメがおかずになる日は遠くない将来ありうるかもしれません。