
芸能人の伊集院光が語った怖い話です。
とある新婚の夫婦が中古の一戸建てを買ったそうです。夢のマイホームを手に入れ夫婦はすごく楽しく生活していたんですが、ひとつだけこの家にはおかしなところがありました。
こどものいない夫婦の家にいつも赤い色のクレヨンが転がっていたのでした。最初こそ前の住人のモノがたまたま残っていたのだろうと思いました。
しかし、いつもいつも廊下の同じ場所に赤いクレヨンが落ちているのです。さすがに怖くなりました。
しかももう一つ奇妙なことがありました。家の見取り図を見ると明らかに部屋があるはずの空間があるのにそこは壁しかないのです。そして、その壁の前の廊下にいつも赤いクレヨンが落ちているのでした。
一軒家を夫婦に売った不動産に事情を話して問い詰めたところ、不動産屋は申し訳なさそうに話し始めました。
実は夫婦が購入した家には昔3人家族が暮らしていたそうなのですが、こどもが酷い虐待を受けていて餓死して死んでしまったそうなのです。
こどもが亡くなったあと、夫婦は引っ越して物件が売りに出されたといいます。
夫婦と不動産屋は思い切って本来部屋があるはずの壁を壊してみることにしました。
ゴツン、ゴツン。。徐々に壁が壊れていきます。音からして壁の向こうには空間が存在しています。
そして、やがて壁の向こう側に貫通しました。そこは廃墟のような薄汚れた部屋がひとつあり、
壁中に赤いクレヨンで、「お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して お父さん出して 」
と書き殴られていたそうです。夫婦はその物件をすぐに手放したそうです。