怖い話

【怖い話】「何かいる!」

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怖い話 第一話 「何かいる」

これは夏休みに実家へ帰省したときの話です。うちの家族は祖父、祖母、父、母、姉、僕の6人家族です。僕と姉の部屋は同士で、その日は姉も実家へ帰ってきていました。

夜中3時頃だったでしょうか。いきなり電話がなりました。眠い目をこすりながら電話を開くとそこには隣の部屋にいる姉の名前が表示されています。こんな夜中に、しかも隣の部屋にいるなら直接言いにくればいいのに・・!そんなことを思いながら電話を取りましたが。無言です。

なんだこれ?と思っていると次の瞬間、姉の部屋から「きゃあああああああ」という叫び声が聞こえました。すぐに駆けつけると姉は怯えた様子で、「この部屋に何かいる!」と言います。しかし、姉以外、部屋の中には誰もいません。

落ち着いた姉に話を聞くと、夜目が覚めて横を見ると黒い人の形をした影が姉の顔のすぐ横にあったんだといいます。月明かりで部屋の中はそれなりにモノが見えるのにその影は真っ黒で顔はわからならなかったそうです。

姉は叫び声を上げる前は寝ていたので、僕には電話していなかったそうです。不思議なことに僕のケータイには姉の着信がありましたが、姉のケータイには僕への通話記録はありませんでした。これが僕が実家で体験した怖い話です。
  

怖い話 第二話 「おかしなタクシー」

それは残業で遅くなった日の事でした。会社からタクシーに乗って家へ帰ることにしました。その日はひどく疲れていたのです。タクシーの停留所で待っていると1台の白いタクシーがやってきました。私はそのタクシーに乗り込みました。今考えるとおかしいんですが、私はなぜかタクシーの助手席ではなく運転手の真後ろの席に乗っていました。

いつもは迷うことなく助手席に座るのですが、その日だけは意味もなくいつもと違う行動を取っていました。

そして、目的地を伝えると、タクシーは走り出しましたが数十分して気がつくと、タクシーは私の家まで遠回りして走っていることに気が付きました。残業でイライラが募っていた私は声を荒げてしまい、「そっちじゃないでしょう!」と怒鳴ってしまいました。

するとタクシー運転手は「だって、お連れの方の家に先に言ったほうが良いでしょう?」というのです。

一瞬、何を言っているのかわからなくなった私は固まってしまいました。そして、運転手はうしろを振り向き青ざめてしまいました。「あれ?女性と乗ってきましたよね?」運転手は言います。

もちろん私はひとりで乗車したので、違うと答えましたが、運転手は続けました。

「確かにお客さんは女性と二人で乗ってきて、お客さんは〇〇という行き先、女性は✕✕という行き先を言ったんです!」と言いました。

その後、私の家まで送り届けてもらいましたが、私気がついちゃったんです。その女性が言った✕✕という場所。先週通り魔事件が起きて大学生が殺された場所だったんです。それから怖くてタクシーに乗れなくなってしまいました。
  

怖い話 第三話 「軽井沢」

ドライブ好きな友達がいまして、良く深夜に山道をひとりで走ってたそうなんです。その日は軽井沢の山道をいつもみたいに気持ちよく走っていると、人の気配を感じたんだそうです。助手席の向こうの窓に誰かいたような。

助手席の方を見ると、いつのまにか知らない女の子が座っていました。

「ぎゃあああああああああああああ」友達はパニックになりスピードをあげ近所にたまたまあったガソリンスタンドに駆け込みました。そして、店員さんにさっきあったことを話すと店員さんは言いました。

「それ、10歳くらいのショートヘアの女の子じゃなかったですか?」

まさに彼がみたのはその容姿の女の子でした。店員さんいわく、半年前にひき逃げ事件があり、10際のショートヘアの女の子が亡くなったんだそうです。それからときどき、友達と同じようにショートヘアの女の子を目撃する人が何人かいたんだそうです。

女の子は今も自分を殺した犯人を探していたんですね。