都市伝説

Yahoo!知恵袋に投稿された話の都市伝説

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ユーザーがあらゆる質問を投稿して、他のユーザーの回答をもらうサービス「Yahoo!知恵袋」

他愛もない質問ばかりですが、生活に関するささいな質問から人間関係にいたるまで幅広い質問ジャンルを有していて回答者も多いのが特徴です。

今日は、Yahoo!知恵袋に投稿されたある話にまつわる都市伝説をご紹介しましょう。
  
これはYahoo!知恵袋に投稿された内容を話の趣旨を変えないように読みやすく修正して書いています。

誰か教えて欲しい。

A県の某市に豊かな自然が美しい山があって、そこに一本の吊橋がある。この吊橋から見える風景は格別で観光名所として有名だったんだが、実は地元民の間では心霊スポットとして有名な場所だった。なんでも身投げをする人が後を絶たず、自殺者はまるで自殺とは縁遠いようなひとたちばかりだったので、その周辺では幽霊が生きている者を引きずり込んでいるという都市伝説が立っていた。
  
僕もその心霊吊橋へは何度か友達とドライブがてら遊びに行ったりしていたんだけれど、幽霊を観たことは一度もなくて、その吊橋に伝わる話も結局、都市伝説でしかなくて本当の話ではないんだと思っていた。
  
その日も友達と僕は深夜11時くらいにその吊橋にドライブへでかけた。途中のレストランで食事を取っていると同い年くらいの女の子、仮に名前をF実とA子としようか。がだべっていた。声をかけたらノリも良くて意気投合した僕達4人は一緒に吊橋までドライブへ行くことにした。
  
僕は友達と「お前さ、F実とA子どっちタイプ?」なんて話をしていた。2人とも結構な美人だったのだ。僕はA子の方が断然好みだった。一目惚れだった。
  
しばらくすると吊橋についた。女の子2人は怖がってしまって全然話さなくなってしまった。「大丈夫、大丈夫!幽霊が出るなんて都市伝説でさ、結局いつも何も出ないの!」と僕はおちゃらけて見せた。
  
いつもは吊橋まで来て変えるんだけど、その日は吊橋の奥にある神社まで肝試しをした。神社の奥には自由ノートみたいなものが置かれていて、その中には吊橋から飛び降り自殺する直前の人の遺書とかメッセージなんかが書かれていたりした。パラパラパラーっとめくっていくと1箇所気になる所があって、そのまま僕はノートに目が釘付けになってしまった。そこには
  
「F実 A子」という名前があり、その上には遺書と自殺することを許して欲しいという家族へのメッセージが書かれていた。
  
ハッとなり女の子2人の方を振り向くと、もうそこには誰もいなかった。友達としばらく当たりを探したが、結局2人は見つからなかった。間違いなく、あの2人の女の子は吊橋から投身自殺した女の子2人の幽霊だったんだ!
  
それからというもの僕はA子のことが頭にこびりついて離れなくなってしまった。毎晩彼女のことを考え、気がついたら毎日吊橋からA子の死体があがってこないか確認しに行っている始末。胸が苦しくていっそのこと吊橋から飛び降りたらラクになれるのかと思うこともある。
  
僕はどうすればいいのか、誰か教えて欲しい。