
2014年に世界中が震撼した伝染病の流行は記憶に新しいことでしょう。そうエボラウイルスの蔓延です。世界で7,000人以上が亡くなったと言われています
エボラウイルスが怖かったのは感染した人の50%〜70%の罹患者が亡くなってしまうという高い致死率でした。
しかし、エボラウイルスを遥かに上回る99.9%の致死率である感染症をご存知でしょうか?それは狂犬病です。
日本では狂犬病はすでに撲滅されたイメージがありますが、実は未だに発展途上国を中心に狂犬病で亡くなる人の数は5万5千人いると言われています。(WHO調査)
報告されていないケースもあると予測されますので、実際狂犬病で亡くなる方はもっと多いことでしょう。
狂犬病の症状
狂犬病に感染すると、最初は高熱、嘔吐、けいれんなどの身体症状を伴い、やがて脳にウイルスが到達すると幻覚を見せます。
そして、症状が末期化すると「恐水症」といって水を怖がる症状が出始めます。こうなると罹患者はのどが渇いても水が飲めなくなります。
そして、脱水症状で亡くなってしまうのです。
忍び寄る日本への恐怖
日本では1957年に最後の症例が確認できて以降、狂犬病の発症は確認できていません。
しかし、これから先も安心かと言えば安心はできません。
以前、ロシアから未検閲の犬が日本に入国できてしまった事件があった。ロシアはいまだに狂犬病になる犬を撲滅できていない国です。
もし、万が一狂犬病に罹患した犬が日本に入ってきてしまったら、現在海外から日本に入ってくる人やモノの量はどんどん増加している。間違いが起きる可能性もそれと同時に高まっているのである。