やりすぎ都市伝説12月23日で紹介された都市伝説です。
遺伝子を操作する技術にゲノム編集というものがあります。遺伝子組み換えとは違いピンポイントで遺伝子を編集できるため、短期間に劇的に生体を変えることができる技術です。
ゲノム編集は今は主に食品。つまり、水産業や農業の分野で応用研究がされています。
例えば、生物の遺伝子は筋肉の成長がある程度まで進むと、ミオスタチンという成分で筋肉の成長を止めるように設計されていますが、ミオスタチンの生成を止めるゲノム編集も可能です。
その技術を応用すれば、筋肉量の多い生体を作ることができます。1.5倍の魚肉のついたタイを作ったり、2倍の肉が取れる牛などの開発がすでに成功していると言われています。
しかし、ここで怖いのは人間への応用です。中国が人間へのゲノム編集をしてしまったことで国際的に批判をされましたが、なぜ人間への応用が恐ろしいのでしょうか。
人間にゲノム編集をすることで可能になること。それはIQが200を超えるような超天才を作りだしたり、オリンピック選手を超える身体能力を持った運動神経の良い人間を作り出すこと。もしくは、その両方を兼ね揃えた人間を作り出すことも可能なのです。
ただし、ゲノム編集をするためにはお金が必要です。なので、まずは一部の超富裕層が利用する医療サービスとしてゲノム編集が普及すると考えられています。そうするとどうなるか。今でも富裕層と貧困層の格差が問題になっていますが、さらに格差は広がるのです。
富裕層がすぐれたこどもを作るとそのこどもは社会的に高い地位につきやすくなるスパイラルができますが、それが努力や才能では覆せなくなってしまうのです。つまりゲノム編集の実用化によって富裕層と貧困層の2極化が固定化してしまう可能性がある。という話です。
【やりすぎ都市伝説】ゲノム編集がもたらす恐怖の未来というお話でした。