
『君の名は。』は東京に住む高校生の瀧と田舎に住む女子高生の三葉のカラダが入れ替わってしまう事がきっかけで起こる事件を中心に描かれているSFラブストーリー。
興行収入は当初15億円程度いけばいい。と言われていたが蓋を開けてみれば、大ヒット!
2016年11月現在で約190億円の興行収入を出しており、最終着地は200億円〜220億円程度となり邦画アニメーションではスタジオジブリの『千と千尋の神隠し』304億に次ぐ第2位になることが確実とみられている映画である。すごい。
今日は『君の名は。』にまつわる都市伝説や裏設定をみていこう!
なぜ入れ替わりが起きたのか?
それは三葉や糸守町の人たちをティアマト彗星から救うためでした。映画の中で三葉のおばあちゃんも入れ替わりを経験した。というくだりがありましたが、糸守町にある湖は過去にティアマト彗星の落下によってできあがりました。
代々、巫女になる女性は遠く離れた人と入れ替わりすることで彗星の落下を回避するようにしていたのです。
三葉のバスケシーンでクラスメートが驚いた理由
入れ替わりが起こったワンシーンで、瀧が入った三葉が授業のバスケットボールでみごとなプレイをして、周りの生徒が驚いている様子があります。
がしかし、実はクラスメートは三葉のプレイに驚いているのではなく、三葉がノーブラだったから驚いていたのでした。
瀧は入れ替わりの当初女性がつける下着のことを気にしていませんでした。なので下着をつけないまま授業に出てしまったのです。
瀧がアルバイトしているお店
実際に存在しているお店で、新宿御苑にある「カフェ・ラ・ボエム」がモデルになっています。こちらのお店に実際いくと『君の名は。』で瀧がバイトしていた風景が見れます。いわゆる聖地。
初デートのお店
瀧と奥寺先輩が初デートで夕食を食べたお店は新国立美術館の中にある「サロン・ド・テ・ロンド」、おしゃれすぎるだろーーー!この美術館は現代的な建築が話題になって、良く少女漫画に登場することでもおなじみです。
ノルウェイの森
奥寺先輩の最後のセリフ「幸せになりなさい」は村上春樹の小説『ノルウェイの森』のレイコが言ったセリフ新海監督は村上春樹ファンなのかもしれません。
サントリーとタイアップしている
実は映画内で「南アルプス天然水」とサントリーのロゴが数回映るシーンがある。サントリーの映画内タイアップ広告である。現にタイアップ広告ではないオロナミンCは微妙に名前を変えられている。
国語の先生
三葉の国語の先生ユキちゃんは新海監督の別作品『言の葉の庭』の主人公雪野!声優も同じ花澤香菜さんです。『言の葉の庭』では地方の国語の教師になった設定になっており、万葉集について語るところも一緒。
言の葉の庭 Memories of Cinema | ||||
|
コンビニ
三葉の住む場所にあるコンビニは『秒速5センチメートル』でも登場したコンビニアイSHOP。
曜日が違う
三葉(中身は瀧)が日曜を平日と勘違いしたのは3年の時間差があるため、曜日が違うから。曜日や年の違いはカレンダーが何回か映り込んでいるので判断できる。瀧と三葉が3年時間がズレていることに気が付かなかったのはお互いが夢を見ているような感覚で細かいことまでは覚えられなかったから。
彗星の周期
映画内に登場するティアマト彗星の周期は1200年。これは3.11東日本大震災が起こる周期と同じ。新海監督は震災も意識したと発言しているそうだ。
詳しい設定や都市伝説を理解するには小説版『君の名は。』を読むのをおすすめします。

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
- 作者:加納 新太
- 出版社:KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016-07-30