
何十年も看護師をしていた、うちのばあちゃんから聞いた病院にまつわる都市伝説。
ご高齢のご夫婦でどちらか一方が亡くなったすぐあとにもうひとりも亡くなるということってあるじゃない?
例えば、おばあちゃんが亡くなって、1週間後におじいちゃんが亡くなる。みたいな話。
病院で働いていると、そういうことは結構多いんだって。それまで元気だった方でもパートナーが亡くなるとそのあと亡くなってしまう。
まわりの家族は寂しくなってしまったとか、精神的にショックで病気になった。とかいうけれど、実は違う。
亡くなる直前の人にしか見えない死神のような者がいて、死期が近づくとそいつが枕元に立つ。でも枕元に立っている時はまだいいんだって。
本当に死ぬタイミングになるとそいつが足元に立って、足からズイッと魂を引き抜いて、その人は死んでしまう。
死ぬ人はあまりのショックで「藁をも掴む」ではないけど、近くにいる人(物理的にだけではなく、精神的にという意味)にしがみついちゃう。そうするとどうなるか?わかるよね?
そういう理由でご夫婦の亡くなるタイミングが近くなることがあるんだそうだ。