やりすぎ都市伝説

あの人気フルーツを発明した電機屋の都市伝説 【やりすぎ都市伝説2016年夏】

Twn mango half

上の写真のマンゴーは日本でよく売られているタイプのマンゴーだが、実は世界的にはメジャーではない。この品種はアーウィン。通称アップルマンゴーと呼ばれる品種である日本人が高校生の時にりんごとマンゴーを掛けあわせて開発したフルーツだったのだ。

この日本人こそ、のちのSHARP副社長の佐々木だった。

佐々木は天才と呼ばれている。その理由は彼が開発した商品を紹介すればすぐに納得していいただけると思う。実は彼は世界で初めて電卓を開発した人なのだ。数十年前。電子計算機の大きさが机の倍くらいの大きさだった時代に手のひらサイズに収められる計算機を開発した。企画段階では会社のみんなからできっこないと笑われたが、佐々木は実現した。そして、全世界に衝撃を与え、長年に渡り電卓は世界で使われた。

しかも、彼の偉業はこれだけではない。

佐々木がSHARPの副社長に就任したあと、20代前半の若者が訪ねてきた「新しいビジネスのアイデアがあるのですが、どの会社も聞いてくれないんです。佐々木さん聞いてくれませんか?」彼から熱心にビジネスの話を聞いた佐々木はその青年になんと、1億円をぽんと渡してそのビジネスをSHARPで商品化した。それが電子翻訳機という商品だ。普及はしなかったが、革新性の高い商品で電卓に続き、世界から注目を集めた。今の翻訳アプリに影響を与えたのは言うまでもない。

ところで、佐々木から1億円をもらった青年はその後どうしたのか? 実は彼は1億円を元手にビジネスを加速させ大成功した。それがのちのソフトバンク社長、孫正義である。

佐々木の先見の明はとどまるところを知らない。あるとき1件のアポイントがあった。それはアメリカアップル社のCEOだったスティーブ・ジョブズである。佐々木はジョブズに話した。「ビジネスのコツは1つだけ、僕は昔アップルマンゴーというフルーツを作ったんだけれど、りんごは北国のものでしょ。そしてマンゴーは南国のもの。真逆の品種を掛けあわせることで濃厚でおいしいフルーツができたんだ」。ビジネスも一緒で全く真逆のものを組み合わせることでしか生まれない革新があるんだよ。

ジョブズは数年後iPodを発売した。その時にiPodはMacだけでなくWindowsでも使えるように設計されていた。真逆のものを組み合わせたことで世界的なシェアを獲得したのである。

そして、佐々木は今まだ存命である。記者が取材に言った時に佐々木に尋ねた「今の夢はなんですか?」佐々木は答えた、「120歳まで生きることです。そして、その理論と方法はすでに私の頭の中にあります。」電卓のときのように「できっこない」というには本気の目だったそうだ。

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