
童謡「はないちもんめ」は日本全国に知られた有名な歌で、小学生などが遊びに使うことも多い。しかし、この歌に隠された都市伝説を知る人はほとんどと言っていいほどいない。
歌の歌詞はこんな感じだ。
勝ってうれしいはないちもんめ
負けてくやしいはないちもんめ
となりのおばさんちょっと来ておくれ
鬼がいるから行かれない
お釜かぶってちょっと来ておくれ
釜がないから行かれない
布団かぶってちょっと来ておくれ
布団破れて行かれない
あの子がほしい
あの子じゃわからん
この子がほしい
この子じゃわからん
相談しよう
そうしよう
この歌の歌詞をちゃんと見ると、すぐに気がつくことがある。
お釜かぶってちょっと来ておくれ
釜がないから行かれない
布団かぶってちょっと来ておくれ
布団破れて行かれない
登場人物のおばさんはかなり貧乏なのだ。お釜が無い、布団が破けている。という状況は食うにも困るほどの貧困状態をしめしている。「はないちもんめ」の真実とは、貧困層の住民が泣く泣く子どもを売る話なのである。
勝ってうれしいはないちもんめ
負けてくやしいはないちもんめ
この箇所の原文は、
勝ってうれしい=買ってうれしい
負けてくやしい=(値段を)まけられてくやしい
という意味になる。昔の日本では貧困層が泣く泣く子どもを売る文化があったそうで、売り買いは完全に人身売買のバイヤーと親との直接交渉だった。
あの子がほしい
あの子じゃわからん
この子がほしい
この子じゃわからん
相談しよう
そうしよう
貧困に苦しみ子どもを売る決断をした親とバイヤーとの交渉をなまなましく、後世に伝える童謡が「はないちもんめ」なのである。ちなみにタイトルを漢字にすると「花一匁」となるが、これは花を売る時の最小単位。つまり子どもがどれだけ安い価格で売られていたのかを表す隠語なのである。過去の悲しい現実を忘れないために今日も子どもたちは楽しく、「はないちもんめ」を歌っている。