
「恋人が虫歯になっていると、キスしたときに虫歯菌が自分の口にうつり虫歯になってしまう。」そんな都市伝説を聞いたことがあるだろうか。
M.I.H.O.矯正歯科クリニック院長の今村美穂医師に伺ったところ、「虫歯は感染症です」との回答があった。どうやら、この都市伝説は「真実」のようだ。
「口腔内の細菌数をご存じでしょうか。歯がある人の場合、口腔内には300~700種類以上の細菌が存在しますが、よく歯を磨く人でも口腔内の細菌数は1,000~2,000億個と言われています。あまり磨かない人ですと4,000~6,000億個、ほとんど磨かない人だと実に1兆個にもおよぶとされています」。
人間の体内には、無数の菌が存在することは知っていたが口腔(こうくう)内だけでも300~700種類もの菌が生息しているのか…。そう聞くと、なんか一気にキスに対する情熱が失われてきた気がする…。news.mynavi.jp
つまり、「キスで虫歯が移る」という都市伝説は本当ということになる。口の中には予想以上に多くの細菌が生息しているのだ。
さらに、虫歯菌は赤ちゃんには存在しないという。赤ちゃんが虫歯になるのは何らかの理由で両親から赤ちゃんの口に移るからと言われている。例えば、赤ちゃんが食べやすいように堅い食べ物を少し噛み砕いて与える、などの行動で赤ちゃんの口の中に虫歯菌が移り虫歯を発症をしてしまうんだという。