
イタリアシチリア島。同島最大の都市パレルモの教会に「世界一美しいミイラ」が安置されている。その姿はまるで生きているようにみえる。
美しすぎるミイラの生前の名前はロザリア・ランバルト。1920年にわずか2歳で肺炎を患い他界してしまう。娘を溺愛していた両親は悲しみにくれ、医師に懇願して娘をミイラにすることにする。約100年経過しているとは思えないほど美しい状態は人々を驚かせ、実は蝋人形なのではないかという噂さえ出るほどだった。
2006年に「ナショナルジオグラフィック」の調査員がロザリアのミイラを3D 解析した結果、遺体が本物であることが証明された。
2014年にロザリアのミイラが奇跡を起こした。ロザリアのミイラを研究していたイタリアの調査団がミイラを1日ビデオカメラで撮影したところ、ゆっくりとロザリアのミイラがまばたきをしたのだ。まるで生きているかのように。


この映像を見た一部の人からは窓から差し込む光の加減でまばたきをしているように見えるだけだという指摘があったが、まばたきをするときにロザリアの青い目が見えることから、確実にまぶたを動かしていることがわかる。棺桶のある部屋の湿度や気温が影響しているのか。しかし死後硬直しているはずの遺体のまぶたがそんなに簡単に動くとは考えられない。なぜまばたきをしているのかは未だに謎なのである。