都市伝説

水面にうかぶ結婚相手の都市伝説

水面に映る結婚相手


自分はどんな人と結婚するのか知りたい。と思ったことはあるだろうか。

これは将来自分が結婚する相手を知る方法。という都市伝説を信じた女の子の話である。


都市伝説の内容はこうだ。

「深夜0時に洗面器に水を張り、カミソリをくわえながら水面を覗き込むと結婚相手の顔が見える」。

ある女の子がその都市伝説を信じ、試してみたという。

深夜0時きっかりにカミソリをくわえ水面を覗き込んだ女の子はあまりの驚きに洗面器にカミソリを

落としてしまった。そこには男性の顔が写っていたのだ。そして、女の子が落としたカミソリから

じわ〜っと水面は赤く染まっていった。女の子は怖くなり水を洗面台に流した。



不思議な事にさっきまで赤かった水は透明に戻っていた。


数年後、女の子はそんな不思議な体験のこともすっかり忘れてしまっていた。

ある日、友人から男性を紹介してもらい、女の子と男性は付き合うことになった。


しかし、その男性には不思議な点がひとつある。

いつもニット帽をかぶっているのだ。冬の寒い日ならまだしも夏の暑い日でさえ、

ニット帽を脱がない。女の子が「なんでニット帽をかぶっているの?」

と男性に聞くと男性は急に怖い顔になり、

「おまえのせいだ!」

と叫んでニット帽を脱いだ。男性の額にはカミソリでざっくり切ったような。

傷があった。