正夢をみたことがあるだろうか? 夢でみたことが現実になるという現象である。今日は正夢にまつわる都市伝説を紹介しよう。
ある女性の話。女性はコンビニにいた。いつも仕事帰りに立ち寄るコンビニ。雑誌を読んでいると視線を感じた。うしろをそっと振り返ると黒い服に、黒いサングラス、黒いニット帽という出で立ちの怪しい男がこちらをみている。女性は怖くなって、買いに来たモノをささっと取ってレジにならんでお会計をした。その時には男はどこかへ行ってしまっていた。「なんだ。思いすごしか」。女性はそう思った。
コンビニの自動ドアを出た女性は背中に鋭い痛みを感じた。
女性は背中から刃物で刺されたのだ。その犯人はさっきコンビニにいた黒ずくめの男だった。
次の瞬間、女性は汗だくになりながら目を覚ました。すべては夢だったのである。なんとも後味が悪く、リアリティのある夢だった。
数日後、女性は仕事帰りにコンビニへ立ち寄った。立ち読みをしていると背後から視線を感じる。”あの男”がいる。夢で見た黒ずくめの男がコンビニにいるのだ。女性はすぐにケータイで恋人に連絡をして迎えに来てもらった。コンビニの入り口の前に車をつけてもらうと女性はさっとコンビニから飛び出し、恋人の車に乗った。車に乗り込む前、黒ずくめの男がコンビニの出口にいるのが見えた。そして一言、
「夢と違うじゃねーか」
「夢と違う」 正夢にまつわる都市伝説
