
3人の兄弟が海で遊んでいるときに沖まで流されてしまった。
3人は必死に船を漕いで陸を探し、命からがら1つの小さな無人島へ漂着することができた。
「とにかく、食べ物と飲み物を探しに行こう」
長男が提案し、次男と三男もそれに同意した、三人は生きるために食べ物や飲み物を探し
数日間生きながらえることができた。
しかし、一向に助けが来る気配はなく、3人は不安になるいっぽうだった。
そんなある日、長男が無人島に流れ着いたランプを見つけた。
ランプのフタを開けると煙が立ち込め、それは大きな魔神の形になった。
「願いをなんでも叶えてやろう、しかし同じ願いはダメだ、もし同じ願いを言ったらそいつは俺が食べてしまおう。」
魔神はそういった。
まずは長男がお願いをした。
「うちへ帰りたい」
次の瞬間、長男は自分の家へ帰っていた。
次は次男がお願いをした。帰りたい気持ちは同じだったが同じ願いはNGなので、
「うちの風呂へ入りたい」
次の瞬間、次男は自分の家の風呂にいた。
最後に三男、
「2人に会いたい」
次の瞬間、長男と次男はもとの無人島の三男のとなりに帰ってきていた。