ドラえもんにまつわる都市伝説を紹介しよう。ドラえもんの都市伝説の中でも特に有名なのが「ドラえもんはなぜ耳がなく、色青色なの?」である。ドラえもんの作中にはおそらくドラえもんと同じ機種(?)と思われるネコ型ロボットが出てくるが彼らは赤や黄色、緑色とカラフルな色をしていて耳がついている。一台も青色で耳が付いているロボットはないのである。
さらにその理由で一番有名な話はドラえもんの過去にまつわる話である。
ドラえもんの過去
ドラえもんはネコ型ロボットである。出来上がったばかりのドラえもんは製造された直後は黄色で耳がついていたという。しかし、ドラえもんが起動したあと事件は起きた。ドラえもんの耳をネズミがかじって取ってしまったのである。そのショックでドラえもんは大泣きして体中の黄色い塗料が剥がれ落ちてしまった。これが一般的に言われるドラえもんの耳と色に関する秘密である。
ドラえもん大人の事情都市伝説
しかし、上段で述べた都市伝説にはいくつかおかしいところがある。まず1点目にネズミに耳をかじられ取られたという理由がついているが、それならば耳の一部が取られるはずであるが、ドラえもんは両耳がもがれている。そして、大泣きした時の涙でドラえもんのボディに塗られた塗料が剥がれたというが水分で剥がれるほどの塗料が屋外活動の可能性があるロボットに使用されるのもおかしい。つまり他に理由があるのである。
まず、耳がない理由は耳を描くのが面倒だからだったからである。主人公であるドラえもんに耳があるのとないのとでは作画の時間が全然違うのである。キャラクターはシンプルな方がいいのである。
そして、青色の理由は昔の漫画は3色刷りだったからである。どういうことか?漫画にはカラー部分というのがある。今でこそカラー部分はいろいろな色が使用されカラフルであったが、ドラえもんが連載されていた当時はたったの3色で表現されており、タイトルが赤文字で、背景部分が黄色というパターンが多かったのである。藤子不二雄はその色にマッチさせるために色の三原則の原理に従いドラえもんの色は青にした。そうすることで画面に赤・黄色・青という調和のとれた配色が可能となるからである。>ドラえもん都市伝説へ移動する