前エントリーに続いて技術的特異点(シンギュラリティ)についての都市伝説のエントリー。
技術的特異点はいつになるか?
技術的特異点とは科学技術の進化が続き、人工知能が全人類の知能の総和を超える時点を指し、それ以降の未来は予測不可能となるという考え方である。技術的特異点がいつになるかという議論がある。唱える学者や識者によって技術的特異点の時期は多少異なるものの。通説的には21世紀中という考え方が最も多く、2050〜2100年頃とする学者がいる。またグーグルのエンジニア部門のレイ・カーツワイルは技術的特異点の時期を2035年頃と予測し話題となった。日本でも2045年問題という本が2013年に話題となった。
技術的特異点が2045年だとすると今からたったの30年後である。それまでに人工知能の研究が進みプロダクトとして実用可能な状態になっているというのはちょっと無理があるのではと考える人もいるかもしれないが、最近の科学技術の進歩のスピードは恐ろしい。iPhoneの初代が発売されたのが2007年。今からたったの7年前なのである。その間スマートフォンは一気に進化して超高画質で薄型になり、通信速度も飛躍的に上がった。スマートフォンより前はガラケーを使っていたなんて信じられないが10年前まではみんな当たり前のようにガラケーを使っていたのである。
そして20年前まで遡ると1994年である。その当時はパソコンは家庭に1台なく通信速度も遅くメモリも少ない今では考えられないスペックのものが時々あるくらいだった。パソコンのストレージやCPUの機能はこの20年あまりで数千〜数万倍に飛躍的に進化したのである。
前回のエントリーでも紹介したが、技術の進化スピードは近年飛躍的に向上してそのスピードはどんどん増すばかりである。なので、技術的特異点が訪れるのが30年後という説はいかんせん的外れではないのかもしれない。