ジブリ映画「千と千尋の神隠し」にまつわる都市伝説を紹介しよう。今回は「カオナシの正体」に迫る。カオナシは得体のしれない謎の存在として描かれている。しかし、カオナシにはきちんとした裏設定があったようだ。
カオナシはイエス・キリストが受けた試練やお釈迦様の修行の中で出てくる悪魔的存在の「自分の欲望の塊」そのものであるそうだ。カオナシの特徴は、手からお金(金)を出して、自分の望みをなんでも叶えようとする。これは資本主義の中で拝金主義に偏っている人のメタファーだとされている。
お金で何でも買おうとしたカオナシであったが、最も欲しかった千はお金では買えなかった。そして、大暴れしたあと倒されたカオナシは土クレとなった。一連のシーンは成金的にお金を手にして、自分の欲望の赴くままに行動しやがて失敗する人をメタファーしているそうだ。千と千尋の神隠しが公開された当時はITベンチャーの黄金期、ライブドアの堀江貴文さんなどがテレビなどで話題になっていた。宮崎駿は日本社会の過剰な過熱感に危機感を抱いたのだろうか。>スタジオジブリの都市伝説まとめ >千と千尋の神隠し都市伝説