都市伝説

脳は10%しか使われていないという都市伝説の真相

脳

 

脳は10%しか使われていないという都市伝説を聞いた事があるだろうか。科学的根拠に基づいた情報のように語られるこの都市伝説であるが、実は明確な根拠はなく、むしろうさんくさい話だそうだ。

この都市伝説を語ったのはアルバート・アインシュタインなどという人もいるが実はアインシュタインはこんな事は一切言っていないという。

そして、医学的にわかっている事で脳は情報を効率的に処理するために情報を制限する機能が備わっているので何かに集中して情報処理をしている時と、集中したいのに色々な考えが頭に浮かんで(悩み事など)集中できない時を比較すると集中できないときの方が脳は多くの神経細胞を使っているのだそうだ。

つまり、脳は適度に使う部分を制限する方が生産性を増すのである。

加えて、脳は一部の神経細胞だけではなく、全神経細胞をくまなく使っていると考えられている。なぜなら脳細胞は使われていないと壊死してしまう特性を持っているので、使われていない細胞があったらその部分は”使えなく”なってしまうのである。

なので、脳は神経細胞を同時ではないにせよ100%使っているという事になる。つまり脳は10%しか使われていなく、残りの90%は未知の能力を持っているというのは完全なる人間の空論に過ぎない可能性が非常に高い。

ではなぜこのような都市伝説が生まれたのであろうか。それは人間が考える人間自身の神秘性や無限の可能性に対する期待の現れだと考えられる。人は常に未来に対して期待したり、自分の能力でまだ発揮されていない未知の領域があると期待するものである(実際本当にある場合もあるが)

自分には秘められた90%の力があると信じる方が前向きな人生を送れるのかもしれないが。