都市伝説

マムシ酒の都市伝説

沖縄に住む男性の都市伝説である。沖縄にはマムシが生息している。マムシはその猛毒さから恐れられると同時にマムシ酒といってマムシのお酒は滋養強壮に良く効くともっぱら評判だった。

男性はその都市伝説を信じていた。ある日、男性は1匹のマムシを発見する。

マムシを生け捕りにした男性は一升瓶にマムシを押し込み、度数の強い焼酎を流し込んだ。ふたを締めビンの中をみるとマムシはまだうねうねと動いていた。男性は押し入れにマムシ酒を入れると飲み頃になるまで待つ事にした。

1ヶ月後、男性はマムシ酒をいただこうと押し入れを見た、マムシはその姿を残したままであったが、お酒はいい感じで熟しているように見えた。

男性がビンのふたをあけるといきなりビンの中から何かが飛び出した。

マムシだった。ビンの中で息絶える事なく、逆襲の機会を伺っていたのだ。マムシは男性に噛みつき、男性は一升ビンを持ったまま息絶えた。

マムシは生命力の強い蛇なのだ。