
昔、少年ジャンプで2人の同期漫画家が切瑳琢磨をしていた。一人は絵は上手だが、内容がいまいち。もう一人は漫画のストーリーはピカイチなのに絵がへたくそ。。
二人の漫画はいつも編集者に「ボツ」をくらっていたのであった。
いつしか「ボツ」ばかりがつく漫画家たちを編集者たちはおもしろがって「大バツ組」と呼ぶようになった。
しばらくすると、絵がうまい方の漫画家は囲碁の漫画などで成功するようになっていた。原作者にストーリーを作ってもらう事でストーリー性の弱点を克服したのであった。
彼がのちの「デスノート」作者:小畑健である。
小畑健は新作を少しエッジの効いたブラックな内容にしたいと考えていた。その時頭に浮かんだのが、「大バツ組」のメンバーであった、ストーリーがピカイチなあいつである。それが大場つぐみである。
小畑は大場へ連絡をとり2人は新作の漫画を作ることになった。
できあがった作品が「デスノート」。
大場がペンネームを大場つぐみとしたのは「大バツ組」と呼んだ編集者たちへの当てつけであった。
デスノートは大人気作品となり、アニメ化だけでなく映画化もされる作品となった。「大バツ組」の大勝利である。どんなに周りから悪評を得てもあきらめなければ成功するという教訓を残してくれる都市伝説である。