はないちもんめという童謡がある。
この童謡には実は悲しい真実が隠されていたのである。
勝ってうれしい花いちもんめ負けてくやしい花いちもんめ
たんす長持ちどの子が欲し
あの子が欲しいあの子じゃわからん
相談しよう そうしよう(ここで相談)
決まった ○○ちゃんが欲しい
だれもが知る、はないちもんめの歌詞である。実はこの歌詞の中にある花とは植物の花の事ではなく、「花代」と呼ばれた昔の娼婦の事を指すのである。
なので、あの子が欲しい、この子が欲しいというのは娼婦を求めてきた男たちの発言なのである。そして、相談しようそうしよう。という台詞は貧しい時代に娘を娼婦として売っていた母親たちの商談の台詞である。
花いちもんめのいちもんめというのも意味があり、昔の通貨の価値、一文、二文という額面を示している。
勝ってうれしい=買ってうれしい、負けてくやしい=まけられて(値切られてしまい)くやしいといったかなり生々しい商談の様子を歌にしている。この短い歌詞の中に昔の日本の貧しさや暗い歴史を忘れないで欲しいという思いが込められているのである。
そう考えると、歌詞の最後にある○○ちゃんに決めた!という歌詞はなんだか気持ちが悪い。
童謡にまつわる都市伝説であった。