
「6つの円」という都市伝説をご存知だろうか。2002年くらいにネットで話題になった話でかなりの盛り上がりを見せたのだが、その都市伝説の真実は意外な結末を迎えたのであった。
「6つの円」とは6人の仲の知れた人たちで行う儀式である。6人が円になって1つの鏡を中心に丸く座る。そして、一人ずつ鏡を覗き込んで行くというシンプルな形式を取る、シンプルであるが6つの円の儀式を行うと最後の一人が鏡の中に吸い込まれ、永遠に帰ってこられなくなるという恐怖の儀式なのである。
2002年当時、この儀式がネット上の映像で流れ話題になった。大学生らしき人物が6つの円を実行し、映像上で最後の一人がいなくなってしまうという内容である。
動画をあげた大学生らしき人物たちはインターネット上に「今回は〇〇が消えた」などと書き込んだ。それに対してネット上では数多くの反響が寄せられたがあまりのリスクの高さにそれを実行する人はなく、6つの円の都市伝説として流行したのである。
しかし、6つの円の真実は大学生による自作自演だった。映像を加工して本当に6人目の仲間が消えたように見せかけただけであったと後に映像投稿サイトで犯人の大学生が謝罪したという。6人大学生が作った創作であったが、それを批判するためにリスクを取る人がいなかった為に都市伝説として成立してしまった珍しい事例である。