
国民的アニメの代名詞のひとつがさくらももこ原作の「ちびまる子ちゃん」である。昭和の家族を主人公のまる子を中心に描いたほのぼのした作品である。ちびまる子ちゃんの主人公はさくらももこという名前。これは原作者の幼少期をモデルにしているのである。
ちびまる子ちゃんの最終回は他のアニメ都市伝説と同じで最終回ネタであるがその結末はハッピーエンドであり他のアニメの都市伝説とは一線を画すところに特徴がある。
ちびまる子ちゃんの最終回「さくら家が大金持ちにの巻き」
ある日を悲劇が襲う。まる子の祖父、友蔵が亡くなってしまうのである。友蔵の遺品は趣味だった俳句の作品や衣服などが大半を締めていたが、家族の知らないところで友蔵は株を買っていたらしく、何枚かの株券が出てくる。
その内容をさくら家が調べたところ、1枚の株が好景気によって爆発的な勢いで高騰している事が判明する。まる子の父は株券を売る事を決断して、さくら家は一気に大金持ちの一家となる。
平屋だった家も売却して、さくら家は豪邸を建てて、まる子とお姉ちゃんは成長した後、大学までいく事ができた。実家が裕福になったまる子はすぐに就職する必要もなく、自分の夢だった漫画家をめざし、執筆活動に集中する事ができた。
そして、晴れてさくらももこというペンネームで漫画家デビューする。
ちびまる子ちゃんの最終回はこんな感じでハッピーエンドとなる。
他のアニメの都市伝説はバッドエンドものが多いのだが、ちびまる子ちゃんだけハッピーエンドなのには漫画家として成功を納めた、さくらももこの人生を描いた作品なので、バッドエンドにするとつじつまが会わなくなってしまう事が大きな理由だろうと思う。