消える乗客【都市伝説】

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以前、都市伝説JAPANでは『タクシーに出る幽霊』という都市伝説を紹介した。それと似たような都市伝説を1話紹介しよう。

それは、消えるいわゆる「消える乗客」系の都市伝説の後日談的な話である。

ある日、タクシー運転手が深夜に女性を乗せる、女性は行き先だけを告げると一切話さなくなった。うつむいたままタクシー運転手が話しかけても無視するんだそうだ。

彼女の家は東京のベッドタウンと呼ばれる隣県にあった。タクシー代は1万円を超えていたという。

そして、彼女の家までついて、タクシー運転手は嫌な予感がした。ふっとバックミラーを見ると、そこに彼女は・・・・いた。都市伝説のように座席が濡れてこつ然と女性が消えるなんてことはなかった。

彼女はお金がないから家に取りに行くといってタクシーを降りた、家に入った彼女を待ったがなかなか出てこない。30分が経過したとき、業を煮やしたタクシードライバーは彼女の家の呼び鈴をならした。

すると出てきたのは中年の男性。タクシードライバーは経緯を話すと、男性は青ざめた顔をして、「うちには娘がいましたが、あの子は半年前に亡くなったんです」という。タクシー運転手は中年男性に頭を上げるとすぐにその場を立ち去った。

数日後、タクシー会社の掲示板に「詐欺に注意!」という張り紙があった。内容を見てみると、そのタクシー運転手が体験したのとまったく同じ話が書かれていた。

実は、女性はちゃんと生きている生身の人間。中年男性と女性はグルでタクシー料金を踏み倒すために男性がうそをついていたのだそうだ。都市伝説を利用した巧妙な詐欺である。

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